2015年6月12日金曜日

プロが紹介!結婚式,二次会撮影に持っていくべきおすすめレンズ / TRICKSTER PHOTOGRAPHY BLOG

ウエディングフォトグラファー、trickster photographyのAtsuki Umedaです。

今回のエントリーでは、自分がウエディング撮影で使っているレンズをご紹介します。

いつもどんなレンズを結婚式では持っていけば良いのですか?と聞かれるので、少しでも参考になればと思います。















まずウエディング撮影では、どれだけ少なく見積もっても2本のレンズが必要です。

1本目が、ウルトラワイド〜ワイドまでのズームレンズ。16−35mm F2.8やF4のズームレンズがベストです。

2本目、3本目が中望遠のレンズです。70-200F2.8 or 85F1.4がオススメです。

僕はワイドズームはILCE-7Sのボディと合わせて、SONYのCARL ZEISS SEL1635Zを使用しています。
このレンズは、ワイドズームの概念を覆すような立体感と透明感があり、手放せません。


ワイドズームでは、このような写真が撮影出来ます。
 





 
ワイドズームは、集合写真や会場の雰囲気を入れたカット、高砂でのゲストとの撮影に絶対に欠かせません。
個人的には、一般的なプロの方が使う24-70mmのレンズは全く使用しません。
1本でそつなくこなすには使えなくは無いのですが、24mmだと広さが足りない場合が多く、70mmだとボケの力が足りません。


2本目に必要なレンズは、明るい単焦点レンズです。
とにかく明るいF1.4や1.8のレンズを必ず持って行って下さい。

もっともお勧めなのは、85mmのF1.4です。
自分が使用しているのは、carl zeissのSA85F14Zです。

このレンズが無いと、自分のウエディングの撮影はほぼ不可能なので、バックアップ用として2本同じレンズを持っています。

F2.8のレンズとF1.4のレンズでは、シャッタースピードが4倍も違いますので、ライティングがころころ変わるウエディングでは、明るいというのが非常に便利です。

 以下が85mmで撮られた写真です。




















美しいですね。
この様に幻想的な、ふわっとした写真が自分のスタイルなので、絶対に手放せないレンズです。


3本目は、プロがよく使う70−200mmF2.8です。

自分はSONYのSAL70200G2を使っています。

このレンズも必需品で、特に挙式中自由に動けない場合に非常に重宝します。
一流のウエディングのプロでこのレンズを持っていない人は居ないと思います。

キスシーンを狙う場合は、ほぼ毎回このレンズに付け替えて撮ります。

















基本的には、1本目に上げたワイドズームと、70−200mmで大体撮れるかと思うのですが、会場によってはF2.8だと暗く、シャッタースピードが遅くなってしまうor ISO感度が上がって画質が悪くなってしまうため、F1.x系の明るいレンズは必須です。

自分は55mm, 85mm, 135mmの明るいcarl zeissの単焦点レンズを持って行きます。
自分はフリーのため、初めての会場が多く、その都度会場の広さや暗さでメインで使うレンズが変わるためです。
毎回万全の装備で臨むのですが、一番万能で間違い無いのは85mmです。


最後に、アマチュアの方がよくウエディング撮影に持っていく18-200mmの高倍率ズームレンズですが、自分は全く必要だと思いません。

確かに焦点距離的には便利かもしれませんが、F6.3は非常に暗く、ぶれてしまいます。
そして、よほど上手く撮らなければ綺麗なボケも出ません。
かなり明るい場合は悪くは無いのですが、室内だとほぼ高画質で撮ることは出来ません。
持って行かれても良いかとは思いますが、必ず明るいレンズも常備しておいてください。


ご参考になれば幸いです。


All pictures taken by Atsuki Umeda

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2015年6月11日木曜日

ホテルウエディングをセンス良くお洒落に撮影する!@品川グース / 品川ランドマークスクウェア東京 TRICKSTER PHOTOGRAPHY BLOG

今回のエントリーは、品川のグースで行われたホテルウエディングから。
自分がアップしている写真は、緑が多いガーデンウエディングの写真が多いのですが、
勿論ホテルウエディングも大得意です。

まずはメイクシーンから。こちらはホテルの部屋で撮影。
背景が白い壁でも、空気感まで描写する極上のレンズが、写真を作品レベルまで昇華します。
花嫁さんは、撮られていることを大して意識すらしていない程静かな撮影です。





































次に、ホテルの部屋での前撮り。
後ろは大きな窓です。
お二人に合う色のトーンで演出します。
ポーズや視線は全て指示出しをしておりますので、構える必要は全く無く、リラックスしたとても和やかな撮影です。







































そして、 挙式中の写真です。




















最後に、ブーケをバーカウンターでセンス良く撮影。


















如何でしたでしょうか?
公開したのはごくごく一部のカットですが、実際は2台のカメラを使用し、
1000カット以上は残ります。
カット数は無制限なので、良い写真はすべてお渡ししております!
1枚1枚丁寧に仕上げた写真が1000枚なので、手間は非常にかかるのですが…笑

是非貴方の一番大切な日の記録はお任せ下さい!!

 taken by Atsuki Umeda / trickster photography

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2015年6月10日水曜日

ウエディングの小物をセンス良く撮影する秘訣とは?

TRICKSTER PHOTOGRAPHYの拘りを紹介するエントリーです。
今回は、式場の装飾や小物をセンスよく切り取る工夫をご紹介。

結婚式当日の写真で、自分が重要視しているのは、一言で言うと「センスの良さ」です。
いかにお洒落な感じで撮影出来るか、という事に注力しています。

例えば、結婚指輪。
普通に撮っても、「普通に綺麗な写真」になってしまいます。
なので、指輪をもってウロウロ。
一番輝く場所を探します。
 










会場によって、お二人の雰囲気によって、テーマによって自分が撮る写真は毎回変わりますので、毎回毎回オーダーメード。
通常のウエディング写真のように決まったルールはありません。
勿論ゲストの表情や集合写真等、撮るべきところはちゃんと抑えるのですが、装飾や小物の写真をセンスよく切り取り、美しく彩ります。


以下の写真は靴やブーケ、招待状等の写真です。









僕はヨーロッパの色調が好きなので、どこか日本っぽくない色のトーンに落ち着くことが多く、そこに関しても他のウエディング写真と一線を画すポイントかと思います。
全てのウエディング写真がお二人やゲストの方々の為ですが、それと同様に自分の作品を生み出す場所でもあります。
毎回毎回が自分との真剣勝負です。

part3に続きます

taken by Atsuki Umeda / trickster photography

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センス良くウエディングフォトの撮影をするには?

今回のエントリーでは、嗜好を変えて、TRICKSTER PHOTOGRAPHY流ウエディング撮影の拘りをご紹介。

今回はパート1です。

結婚式当日の写真は、スナップ的な要素とポートレートの要素、パーティー撮影の要素、状況判断能力等、沢山のスキルが必要です。

それらの全てを、ただ記録するだけではなく、ドラマチックに演出し、期待を超える写真を生み出す拘りをご紹介します。

まず、何よりも自分が大切にしているのが、ドラマチックなボケです。

















これらのボケは、すべて極上の単焦点レンズで撮られています。
単焦点ということは、ズームが出来ないのですが、その分自分が縦横無尽に動き回り、
感動的なボケが生まれる場所を探し、シャッターを切ります。
その結果が、まるで雑誌の表紙のようなこれらの写真です。
Carl Zeiss社のレンズは、空気感を映し出し、見るものに感動を与えますが、
非常にピントがシビアなため、ウエディングでこのように使う人はあまり居ません。

なお、こちらが非常に暗い場所で行われた二次会です。




















このように極上の明るいレンズを使用することにより、フラッシュを焚かなくとも
ご覧のように美しく自然な色合いで写真を撮ることが可能です。
TRICKSTER PHOTOGRAPHYが撮影する写真は、いわゆるフラッシュを直で当てた不自然な写真では無く、まるでアートのような写真です。

ゲストとの集合写真も、このようにドラマチックに演出します。

このように、ただ撮るだけでは無く、ゲストの方の表情が動いた瞬間を切り取るという事を心がけています!















taken by Atsuki Umeda / trickster photography

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2015年6月9日火曜日

クレイジーウエディングの挙式撮影@銀座アイコニック

ウエディングフォトグラファーのAtsukiです。

今回のエントリーは、GINZA ICONICからの挙式。
CRAZY WEDDINGプロデュースです。

a little spiceと名付けられたこの挙式は、スパイスが散りばめられた、本当にセンス溢れる式でした。



































こういう素敵なテーブル装飾もクレイジーウエディングならでは。
洒落感を表現する為に彩度を抑えたヨーロピアンな色で撮影しました。
お花が浮かび上がってくるような立体感は使用している極上のCarl Zeissレンズならではの描写。






















 a little spiceだけに前撮りの際にミルを使って撮影。




















こういう色のトーンもあまり日本のウエディングフォトでは見られませんが、
雰囲気やお二人に一番合う色をその場で調合して表現していきます。



















最後に指輪の撮影。
今回はご両親に今まで育ててくれてありがとう、の卒業証書をお渡しするというイベントがあったので、それを下に敷き、スプーンを置いてその上に指輪を乗せました。
 とてもスタイリッシュになり、満足度の高いカット。

































taken by Atsuki Umeda / trickster photography

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